一条工務店との設計ミーティングの早い段階から照明について調べ始めると楽しくて、ずいぶん照明にはこだわり、多くの種類の照明をつけることとなりました。
住んでみると必要なかったかなという照明もありますが、ほぼ満足しています。
なお我が家は一条工務店のグランスマートで建てた二世帯住宅です。二世帯住宅としての費用や間取りについては別の記事にまとめています。
ところで、一条工務店独自の「LEDパッケージ」は、その内容を理解して使った方が得なのかどうかを把握するのに時間がかかりました。
ここでは、設計打ち合わせを通してその取扱いに悩んだ「LEDパッケージ」の内容とお得に使う方法をわかり易く解説します。
また後半には個人的につけてよかったと思う照明器具とその使用感を紹介します。
照明計画は住み心地の良さに大きく影響しますので、ぜひ参考にしていただき満足のいく照明計画を実現してください。
LEDパッケージのお得な使い方
一条工務店のLEDパッケージとは?坪3,000円で何がどこまでできるか
建築面積1坪当たり3000円(2024年当時)で、一条工務店オリジナルLED照明(とは言ってもパナソニック製品)を比較的安価に取り付けできるパッケージです。
例えば我が家は約60坪の二世帯住宅なので18万円ほどのパッケージ枠を購入し、その枠内では追加料金の発生なしにオリジナル照明器具を取付できる、というものです。
オリジナル商品は具体的には次のような価格設定でした。
- 普通のダウンライト(60W相当) 2300円
- スポットライト(100W相当) 5800円
- シーリングライト(6畳用) 8800円
- ペンダントライト(60W相当)17800円
- 屋外ブラケットライト(センサー付) 9700円
パッケージの枠を超えてしまっても、追加料金は生じますが同じ単価で取り付けできます。
LEDパッケージ枠は無駄なく使い切る|余っても返金されない
LEDパッケージ内でほぼ全ての照明器具を選ぶのであれば、パッケージの枠をほぼ使い切ると思います。
一方、パッケージ外の照明器具を入れると、パッケージ枠を消費せずに、オプション照明として加算されてゆきます。
なのでLEDパッケージを購入したのに多くのパッケージ外の照明を選ぶと、LEDパッケージ枠が余ってしまいますが返金はありません。
担当の方に依頼すれば、LEDパッケージの内訳の明細資料をくれるので、それを見ながらパッケージの枠は使い切りましましょう。
もしパッケージ内の照明に好みのものが無くて枠が大きく余ってしまうようならば、LEDパッケージは購入せずにすべてオプションとして購入する方が良いかもしれません。
これも担当の方に依頼すればどちらが金額的に有利か、双方の見積もりを出してもらえると思います。
照明の種類別・LEDパッケージ枠を使う優先度まとめ
LEDパッケージ内の照明をその種類ごとの特徴と、LEDパッケージ枠を使用するときの優先度を簡単にまとめます。
特徴として「選択できる種類が少ない」のはすべての照明種類に共通します。
ダウンライト
取付費も込みなので、単価の安いダウンライトを多くつける場合はけっこう割安になります。
最優先でパッケージ枠を使いに行くのが良いと思います。
交換型LEDも少し単価が高くなりますが選べます。
ペンダントライト
パッケージ内のペンダントライトは割安感はないです。
またペンダントはデザインにこだわりたいところだと思いますが、パッケージ内の商品が少ないので、パッケージ外も視野に入れて検討するのが良いと思います。
シーリングライト
これらパッケージ内商品はさほど割安感はなく、自分で簡単に取り付けできるのでパッケージ内で選ぶ優先度は低めです。
ですが単価がそこそこ高めなので、パッケージの金額枠が残ってしまったときの金額調整に重宝します。
スポットライト
スポットライトはパッケージ外の商品も選択肢が少ない部類です。
ですのでスポットライトを使いたい場所があれば、高めの優先度でパッケージ内商品から選ぶのが良いです。
外部照明
外部照明はセンサーやタイマーのついた照明が準備されています。
下の方で個別に紹介しますが、センサー付きのポーチライトはタイマー設定も細やかにできて大変使い勝手が良いです。
これも使いたい場所があれば、優先度高です。
その他のライト
シャレたブラケットライトや特殊なダウンライトもないので、これらはパッケージ外での選択になります。
実際につけて良かった照明器具9選【写真つきで解説】
我が家に取り付けた照明の種類
数えてみたら品番ベースで30種類ほどありました。
LEDパッケージから10種類ほど、それ以外が20種類ほどです。
グレアレスダウンライト(光源が奥にあり眩しさが低減されるダウンライト)だけで6種類ありました。
天井の色でダウンライトの本体色を変えた、メインの照明に合わせたメーカーのダウンライトを入れた、また二世帯住宅である、ことなどを勘案しても、ずいぶん多くの種類を取り付けたと思います。
以下に私が取り付けてつけてよかったと思う照明器具本体を7つ、スイッチ2つを、費用とあわせて紹介します。
1.ペンダント3連【ダイニング】
ダイニングテーブルの上にはダクトレールを設置しました。
ペンダントライトは角型のプラグが選べるコイズミ照明と決めていて、その中で気に入ったのを3つ並べて下げました。

(ヤフーショッピング)

(右上の小さな光源がグレアレスダウンライト)
コイズミの角型のプラグはダクトレールと同じ幅なのですっきりと収まります。
165cmと幅のあるダイニングテーブルには細身のペンダント3つがバランス的にちょうど良いです。
2.システム間接照明【寝室】
「システム間接照明」という名で見積もりのオプション欄に記載されていました。
設計開始時に渡された資料のどこにも記載が無く、照明好きの設計士さんから提案いただいたものです。
【隠れオプション】というヤツでしょうか。

4マス分で43,700円
ライン照明とその光源を隠す化粧版の取付工事がセットになった間接照明(コーブ照明:天井を照らす間接照明)で、4マス分で43,700円。下げ天井の工事代金以下で設置できます。
化粧板も建具と同色でデザイン的に申し分なく、寝転んでも光源が見えない。
落ち着いた寝室やリビングをつくるにはもってこいの照明です。
3.グレアレスダウンライト【セカンドリビング】
グレアレスダウンライトは、光源が奥にあり眩しさが低減されるダウンライトです。

セカンドリビングの使い道はつぎの通り。
- シアタールームとして
- 両世帯共用の客室として
- その他日常での利用
グレアレスダウンライトは映画鑑賞時に手元を照らすためのものなので調光機能つきで。あわせて来客や日常利用のためにシーリングライトをつけました。
他の部屋にもグレアレスダウンライトを多用しましたが、光源が見えにくくて光が広がりにくいので、我が家ではこの場所が一番、本来の機能を発揮できています。
照明計画全体のコツについては【「一条工務店はダサい?」は本当?】の記事でも触れています。外観・内装・照明をおしゃれに見せる考え方をまとめていますので、あわせてご覧ください。
4.下がり天井+ライン照明【吹抜け】
親世帯のリビングは1階にあり、3×4マスの吹抜けがあります。
吹抜けの照明計画は、どれくらいの光量であれば足りるのか想像しにくく、また故障の際のメンテナンス性も考えると悩ましい選択でした。
大型のペンダント、スポットライト、長尺ブラケット、などと悩んだ末、下がり天井とライン照明の間接照明(コーニス照明:壁を照らす間接照明)を選択。

大光電機の【あかりのショールーム】の見学時にプランしてもらったものです。(文末にリンク掲載しました)
明るさを想像できなかったので調光スイッチにして、さらに明るさが足りないときの保険に吹抜けの壁面にダクトレールを付けました。
故障時のメンテナンス性は考えないことに。
住んでみると、上の写真ではわかりにくいですが調光をMaxにしなくても明るさは十分で、ダクトレールは不要でした。
光源が遠くて天井まで余計なものが無いので空間が広く感じられ、和らかい光でリラックスできる空間が出来ました。
購入は一条で定価の半額で2本で31,000円+下げ天井施工50,000円
この吹抜けがある親世帯の間取り全体の工夫は、こちらの記事で詳しく解説しています。
5.グレアレススポットライト【キッチン】
ダウンライトは眩しいので、あまり好きではありません。
なのでキッチンのダウンライトも、もしかしたら暗いかな?とは思いながら少な目に。
暮らし始めるとやはり暗めだったので、ダイニングからキッチンにかかるダクトレールにグレアレスのスポットを1灯追加しました。

(ヤフーショッピング)

これがとてもいい。
傾きをつけたのでダイニングから光源は見えず、キッチンシンク周りだけを照らしてくれます。
片付いてないこの写真じゃ良さが伝わりにくい・・・かな。
光量が少な目で足りる場所のスポットライトとして、とてもおすすめです。
6.ウォールウォッシャダウンライト【玄関】
親世帯の玄関に取り付けました。
ウォールウォッシャダウンライトは壁面を美しく照らすための照明で、光源に傾きがついています。
玄関正面にきれいな壁ができたので、そこに飾るであろう何かを照らすために取り付けました。


未だに何も飾っていませんが、壁紙を美しく照らしてくれています。
自身の住居ではないけれど、何を飾ろうか考えないと。
7.センサーライト【外部照明】
玄関ポーチのダウンライト、バルコニーのブラケットライト、庭のスポットライト。

(一条)


「FreePaお出迎え」機能のある照明は、自動点消灯のパターンをいくつかの中から設定できて便利です。たとえば次のように。
- 暗くなると光量Minimamuで自動点灯
- センサーが人を感知すると光量Maxに
- 消灯は明け方に明るくなったら自動で
LEDパッケージにもセンサー付き照明がいくつかあり、高めの単価なのでパッケージ枠が余りそうな時の金額調整にも使えます。
センサーの検知範囲の設定も柔軟にできるし、外部照明には外せない製品たちです。
8.とったらリモコン【寝室】
壁付けスイッチとリモコンが一体化していて、取り付けたままでも、取り外してリモコンとしても点灯・消灯ができるスイッチです。

布団に入ったまま消灯できるのでそれだけでありがたい。
しかしさらに、アレクサなどのスマートスピーカーと接続出来ます。
そうするとリモコン無くすこともないし、動かなくてもいい。寝室にびったり。
寝室に限らず壁付けスイッチを音声操作したい方には、安価に導入できるのでとてもおススメです!(アレクサ本体のほかにスマートリモコンが必要です)
1か所3,500円でした。
【アレクサで消灯の動画】(音声あり)
9.かってにスイッチ(ほんのり点灯)【トイレ動線】
夜間の「寝室⇔トイレ」の動線の照明は暗くしたい派です。
寝室とトイレをつなぐ通路のダウンライト2灯とトイレのダウンライトは調光対応を選び、【かってにスイッチ(ほんのり点灯対応)】でタイマーで夜は暗くなるよう設定しています。
地味ですが、眠りの質を上げるには大事な機能だと思います。
1か所8,000円でした。
まとめ:照明計画は設計打ち合わせ序盤から始めよう
一条工務店では設計ミーティングの中で照明の話が出てくるのは終盤。
内容も細かくて面倒なのでややもすると疲れ気味に流してしまう人もいるのではないかと思います。
しかし照明は、同じ間取りでも住居の快適性が大きく変わるほどに大切な要素です。
住んでから後悔しないよう、照明は設計ミーティングの序盤くらいから主体的に検討を始めるのが良いと思います。
設計打ち合わせをスムーズに進めるための準備についてはこちらの記事にまとめています。
照明に限らず、打ち合わせ前にやっておくべきことを7つ解説しています。
最後に、照明を計画するにあたり参考とさせていただいた資料などを掲載します。どれもとても勉強になります。
【読んだ書籍】
【見学したショールーム】
照明プランも作成してもらいました。
【利用した照明プラン作成サービス】

【参考にしたブログ記事】
照明以外にも勉強になる記事がたくさんあります。
【参考にした資料ではないですが】
この宿の照明使いは狭い空間で簡素ながらも感心しました(私の旅行記です)





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