一条工務店グランスマートで迷ったオプション10選|経験者が場所・用途別に答えを出します

バルコニーが3つ見える一条工務店の最終図面の正面の立面図 家づくり
複数つけたバルコニーも悩みどころでした
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一条工務店の打ち合わせは決めることが多く、特にオプション選びは「選んだもので正解なのかモヤモヤしながら」進んでしまいがちです。

さらぽかは採用すべきか、ハニカムシェードは電動にすべき窓はどこか、バルコニーは本当に必要か。

答えが人によって違うからこそ、情報を集めても迷いが解消されないことも多いと思います。

この記事では、グランスマートを実際に建てた経験をもとに、迷いやすいオプション10選に対して

「こういう場合はこっちを選ぶのが良い」

という形で答えを出していきます。

1. さらぽか空調|夏の快適さに投資するか、エアコンで充分と考えるか

一条工務店の全館床暖房に加え、デシカント換気システムで湿度をコントロールするオプションです。

導入費用が大きいだけに、採用・不採用で迷う方が多いオプションです。

こんな人は採用

エアコンの風が苦手な方、夏の湿度に悩まされてきた方に特に向いています。

床冷房と除湿換気の組み合わせで直接的な風が出ないため、エアコンが体に合わない方には別次元の快適さが得られます。

こんな人は不採用

導入コストが高く、グランスマートの断熱性能があればエアコン対応で十分という意見も多いです。

初期費用を抑えてエアコンで対応するという判断も十分合理的です。

我が家の選択

エアコンの風が好きではないので採用しました。

住んでみて驚いたのは、湿度が低いと28度くらいまでなら体感的にまったく不快でないということです。

酷暑の日でもエアコンを1日数時間稼働させれば十分乗り切れました。

筆者の考え

エアコンの風が苦手・夏の湿度が気になる方は採用をおすすめします。

コスト重視でエアコンで十分と感じている方は不採用でも快適に過ごせると思います。


2. ハニカムシェードは場所で決まる|つける窓・電動にする窓・遮熱にする窓の考え方

以前は標準仕様でしたが、現在はオプション扱いになりました。

全窓につけるとそれなりのコストになるため、「つける窓・電動にする窓・遮熱にする窓」を整理しておくことが重要です。

水まわりや階段など不要な窓がある一方、吹き抜けやリビング・寝室は優先度が高いです。

選択の軸が多いので別の記事に詳しくまとめましたのでこちらを参考にしてください。

3. キッチン家電収納|見た目のスッキリ感か、コストと自由度か

キッチン背面の収納は見た目と使い勝手の両方に関わる悩みどころです。

オプションの家電収納は見栄えが良い一方、可動棚で自由度を持たせるという選択肢もあります。

こんな人はオプション家電収納

キッチン全体の統一感を重視したい方、生活感を隠してスッキリした見た目にしたい方に向いています。

一条の内装デザインとの一体感を大切にしたい方にはおすすめです。

こんな人は可動棚

コストを抑えたい方、家電の配置に柔軟性を持たせたい方に向いています。

後からロールスクリーンで目隠しするなど、自分でアレンジしながら使いたい方にも相性が良いです。

我が家の選択

オプション家電収納も検討しましたが、最終的には可動棚を選びました。

一条工務店の可動棚の家電置き場
わが家の可動棚の家電置き場

見栄えはオプション家電収納のほうが良いと思いましたが、開け閉めの使い勝手への懸念と価格の高さが気になりました。

後からロールスクリーンで目隠しする選択肢も残せるので、柔軟に対応できると判断しました。

一条工務店の可動棚の家電置き場をオプションの家電収納に入れ替えてみたAIで製作したダイニングキッチンの写真
試しにAIに家電収納に入れ替えてもらいました

筆者の考え

見た目の完成度を最優先するならオプション家電収納、コストと日常の使い勝手を重視するなら可動棚です。

後からロールスクリーンで目隠しするなど、自分でアレンジしたい方にも可動棚が向いています。

4. バルコニー|つけるかつけないかではなく、何のためにつけるのか

メンテナンスコストや雨漏りリスクから「不要」という意見が増えていますが、用途と設計次第で評価が大きく変わります。

「つけるかつけないか」より「何のためにつけるのか」が本質的な問いです。

こんな人は「バルコニーあり」

外観デザインや2階の居室に開放感を出したい、洗濯物を外干ししたい、屋外スペースとして活用したい、など明確な目的がある方に向いています。

またバルコニーの坪単価が床面積の1/2になるのでコストと床面積の調整にも有効です。

こんな人は「バルコニーなし」

メンテナンスコストを抑えたい方、使用頻度が低そうと感じている方、バルコニーの設置の目的が明確ではない方は不要です。

その分室内を広くするほうが満足度は高くなります。

我が家の選択

我が家はバルコニーを4か所つけました。

2階の面積が余り気味になった箇所はバルコニーにすることで施工面積を抑えられるという理由もありました。

残り2か所は屋上と玄関ポーチの軒代わりです。

住んでみて感じたのは、北側の奥行き1マスのバルコニーは風が通りにくくコケや汚れが溜まりやすいということです。

一方で、他の3つの奥行きのある広いバルコニーは汚れも少なく開放感があって満足しています。

筆者の考え

バルコニーはしっかりした目的があればつけるべきです。

外観のバランス、2階居室の解放感など実用以外の目的も、つける理由には充分です。

なお奥行き1マスは可能であれば避け、つけるなら充分な奥行きを確保することをおススメします。

用途が明確でないなら、その分室内を広くするほうが後悔が少ないです。

5. ランドリールーム|専用スペースを作るか、脱衣所にまとめるか

洗濯まわりの動線は毎日の家事効率に直結します。

専用のランドリールームを設けるか、脱衣所の一角に洗濯機と物干しをまとめるかで、間取りの使い方が大きく変わります。

こんな人はランドリールーム

アイロンがけや洗濯物を畳む作業を専用スペースでやりたい方、洗濯物を大量に室内干しする家庭には、ランドリールームを設ける価値があります。

入浴中でも気にせず洗濯作業ができる点も、家族人数が多い家庭には魅力です。

こんな人は脱衣所にまとめる

ドラム式洗濯機や乾太くんなど乾燥まで完結できる設備があれば、室内干しの量が大幅に減ります。

干すものが少なければ1坪程度の脱衣所でも十分対応できます。

加えてアイロンがけをほとんどしない家庭であれば、専用スペースを作るメリットは薄いです。

我が家の選択

我が家は1坪の脱衣室に洗濯機と物干しを設置しています。

選択と物干しスペースを兼ねた脱衣室
引き戸の左側が脱衣室

ドラム式洗濯機で乾燥まで完結させているので室内干しの量が少なくアイロンがけもしないので不自由を感じたことはありません。

WICを洗濯機の近くに配置したので洗濯から収納までの動線は使いやすくまとまっています。

筆者の考え

洗濯機や乾太くんで乾燥まで終えられ、アイロンがけの機会も少ないなら、脱衣所にまとめる形で十分です。

ランドリールームが真価を発揮するのは、室内干しの量が多い・アイロンがけを日常的にする家庭です。

いずれの場合も洗濯機の近くにWICを配置する間取りにしておくと、収納までの動線もコンパクトにまとまります。

6. お風呂の窓|ネットの「なし推奨」を鵜呑みにしていいのか

「断熱性が下がる」「掃除が大変」という理由からネットでは浴室の窓は「なし」推奨の声が多いですが、実際に住んでみると印象が変わることもあります。

こんな人は「あり」

浴室の開放感や明るさを重視する方、窓を開けて換気したい方に向いています。

断熱性や掃除の手間よりも気持ちよさを優先したい方はぜひ検討してください。

こんな人は「なし」

断熱性能を少しでも妥協したくない方、掃除の手間を極力減らしたい方、防犯面が気になる方に向いています。

合理的に窓ナシで割り切れる方はつけないのが正解です。

我が家の選択

わが家の浴室は2階にありますが、ネット情報を見て相当悩み、一度は「窓なし」で着手承諾まで進めました。

ところが承諾手続きをしたモデルハウスで窓のある浴室を見て考え直し、最終的に「窓あり」に変更しました。

実際に住んでみると、断熱性への影響は気にならず窓の掃除もまだしたことがありません。

リビングと浴室の窓を開けると風の通り道にもなります。

瀬戸際で変更して正解だったと感じています。

筆者の考え

断熱性や掃除の手間はネットで言われるほど気にならないケースが多いです。

「開放感を取るか、合理性を取るか」という好みの問題として捉えて良いと思います。

迷っているなら、モデルハウスで窓ありの浴室を見学しながら考えるのも良いと思います。

7. キッチン水栓|毎日の調理をラクにする10万円の投資価値

調理中に手が汚れた状態で水栓を操作する場面は毎日あります。

費用対効果をどう見るかが判断の分かれ目です。

こんな人はタッチレス

料理をよくする方、衛生面を重視する方に特に向いています。

約10万円の投資を「毎日の快適さ」に価値を見出せる方なら後悔しない選択です。

こんな人は標準

初期費用を抑えたい場合の選択肢です。

約10万円のコスト差をどう見るかが判断の分かれ目になります。

我が家の選択

フットスイッチを後付けするという選択肢も検討しましたが、最終的に浄水器付きのタッチレスを採用しました。

一条工務店のオプション水栓の2023年当時のカタログの一部
2023年契約当時のカタログより

使ってみて感じたのは、水栓の下にもセンサーがあるタイプが特に使いやすいということです。

手を下に入れるだけで水が出るのでわざわざセンサーに手をかざす動作が不要です。

タッチレスを選ぶならこのタイプを確認してみてください。

筆者の考え

毎日使うものなので、予算が許すならタッチレスを選んで後悔はないと思います。

センサーの位置は決定前に確認しておくと、より使いやすい製品を選べます。

8. スマートキー|見た目スマートな純正か、機能を吟味して後付けスマートロックか

スマートフォンや暗証番号で玄関を操作できるe-エントリーは日々のQOLに直結します。

一条純正以外に後付けのスマートロックという選択肢もあります。

こんな人は採用

荷物が多い・子どもを抱えることが多い・鍵の出し忘れが気になるなど、玄関での手間を減らしたい方には純正e-エントリーが向いています。

仕上がりの一体感や操作性にこだわるなら純正が安心です。

こんな人は不採用

初期コストを抑えたい方や、とりあえず住んでみてから判断したい方は後付けスマートロックで代替できます。

純正ほどの一体感はありませんが、利便性としては十分です。

我が家の選択

子世帯はe-エントリーを不採用にしました。

親世帯のドアには標準でスマートロックが付いています。

子世帯は入居と同時にスマートロックを購入して取り付けました。

筆者の考え

毎日使うものだからこそ、後付けスマートロックも含めて機能・挙動・操作性をしっかり比較して選んでください。

純正e-エントリーは一体感がある一方、後付けも製品次第で十分実用的です。

コストだけで判断せず、使い勝手を重視した選択をおすすめします。

9. トイレの手洗い|洗面所との距離が判断のすべて

タンクレストイレにする場合、手洗いをトイレ内に設置するか洗面台と共用にするかの選択が出てきます。

こんな人はトイレ内設置

洗面所がトイレから少し離れている間取りの方、夜中のトイレ使用が多い方、来客が使うトイレに気を使いたい方はトイレ内設置をおすすめします。

こんな人は洗面共用

洗面所がトイレのすぐ隣にある間取りであれば、共用でも不便を感じにくいです。

トイレ内をすっきりさせたい方や掃除の手間を減らしたい方にも向いています。

我が家の選択

親世帯は洗面所が遠いためトイレ内に設置、子世帯は洗面所が近い位置にありますが手洗い付きタンクを選びました。

一条工務店の手洗いタンク付トイレ
デザインも考慮されている手洗い付きタンク

住んでみると、夜トイレに起きた時には近くても洗面所まで行くのが面倒と感じるので、手洗い付きタンクを採用して良かったと思います。

筆者の考え

「洗面所がトイレのすぐ隣かどうか」が判断の分かれ目です。

隣接しているなら共用で十分ですが、少しでも距離がある場合はトイレ内設置をおすすめします。

夜中のトイレ手洗いの使い勝手は間取り確定前にシミュレーションしてみてください。

10. 和室・畳コーナー|つくる vs つくらない、判断の分かれ目はここ

注文住宅の間取りで必ずと言っていいほど議論になるのが「和室をつくるかどうか」です。

一条工務店の家でも一角に畳があるだけで落ち着いた雰囲気になりますが、リビング周りの貴重なスペースをどう使うかは究極の悩みどころです。

こんな人はつくる

来客の宿泊が頻繁にある方、小さい子どもがいて畳で遊ばせたい方、将来の介護を見据えて1階に寝室転用できる部屋が欲しい方には和室をつくる価値があります。

用途が具体的に思い浮かぶ方はぜひ検討してください。

こんな人はつくらない

「ごろ寝したい」「なんとなく欲しい」という理由の方は不要なケースが多いです。

LDKの開放感を最大化したい方、モダンなインテリアで統一したい方も和室はつくらないほうが満足度は高くなります。

我が家の選択

最初は「ごろ寝スペース」として和室をつくる案が出ていました。

妻が希望していましたが、最終的には不採用にしました。

理由は「面積効率」と「インテリアの統一感」の2つです。

実際に住んでみると、和室がなくてもソファやカーペットの上で普通にごろ寝して満足しています。

リビングをそのぶん広くできたので開放的な空間になりました。

筆者の考え

「和室をつくるかどうか迷っている方」は、まず「具体的にどんな場面で使うか」をイメージしてみてください。

用途が明確に思い浮かぶなら検討する価値があります。

「なんとなく欲しい」で進めると、リビングを削ってまで作った割に使わない、後悔の残る部屋になってしまうかもしれません。

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