【一条工務店】グランスマートで二世帯住宅を建てた費用|坪単価・節約術を公開

二世帯住宅のポストとインターホン 家づくり
2つ並べたポストとインターホン
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一条工務店のグランスマートで二世帯住宅を建てました。

この記事では、

  • なぜ一条工務店で二世帯を建てることにしたか
  • 完全分離か部分共有か、どれを選び、なぜ選んだか
  • 実際の費用・坪単価の実例
  • 費用を抑えるために工夫したこと

を公開します。


なぜ一条工務店の二世帯住宅にしたか

ハウスメーカー選びの経緯

20社ほどのハウスメーカーを検討した末、最後はへーベルハウスと一条工務店の2択になりました。

妻は耐震性重視、私は断熱性と床暖房重視という違いはありましたが、最終的に一条工務店を選んだ理由は「日々の快適性」です。

耐震性、断熱性、床暖房の対応を比較するとこのようになります。

比較項目一条工務店ヘーベルハウス
耐震性
断熱性
全館床暖房
(標準)

(全館は非現実的)

これらの性能のうちどれを優先するかについては、

「いつ起きるかわからない地震への備えより、毎日の暮らしの快適さを優先する」

こととしました。

特に私にとって決定打だったのは、エアコンの風が苦手なため全館床暖房が標準設備であることも一条工務店を選んだ大きな理由です。

一条工務店に決めてからは、打ち合わせの準備に時間をかけました。▶間取り打ち合わせ前にやっておくべき準備7選

費用面でも一条は割安だった

ヘーベルハウス他、各社の見積もりをサッシ・太陽光発電・外壁材などの仕様を一条工務店に合わせて調整・比較すると、一条工務店は相対的に割安でした。

性能と費用のバランスが、最終的な決め手のひとつです。

唯一気になっていた「二階の生活音」

一条工務店の宿泊体験で感じたことですが、二階の足音などの生活音が下に響きやすいのではないか、という点が最後まで気になっていました。

モデルハウスや体験棟で足踏みなどして何度も試してみましたが、間取りの違いもあるだろうし決定的な判断材料は得られません。

結局のところ、一条工務店の快適性を取る決断をしました。

完全分離か部分共有か

二世帯住宅には大きく3つのタイプがあります。

住居の形態共有部分コストプライバシー
完全分離型玄関・水周り・LDKすべて別
部分共有型玄関や浴室など一部を共有中間中間
完全共有型ほぼすべてを共有

我が家は完全分離一択だった

実家に帰省したときの感覚を思い出すと、共有スペースが多いほど「気を使う時間」が増えます。

キッチンや玄関を共有すると生活リズムの違いが摩擦になりやすく、お互いに気疲れが増える可能性があります。

将来的な観点でも、完全分離なら片方の世帯を賃貸に出したりと、世代交代したときの選択肢も広がる。

これらを勘案して完全分離を選択しています。

完全分離だと「せっかく一緒に住んでいるのに会わない日もある」と感じる人もいますが、それはドア1枚の問題です。

会いたければすぐ会えるし、距離を置きたいときは置ける。

これがちょうど良い距離感だと1年住んで感じています。

<参考>二世帯住宅と2棟建ての費用差

完全分離の二世帯住宅を建てることにしたと一条工務店の営業担当に伝えたら、

「2棟別々に建てても同じくらいの費用かもしれません(※)」

と言われ、2棟での見積もりも作成してくれました。

建て方商品と床面積価格
二世帯住宅グランスマート60坪5,950万円
2棟建てグランスマート35坪
ハグミー(平屋)26坪
6,143万円
建物の詳細は未確認、おそらく標準仕様での価格(2023年当時)

2棟の組み合わせはグランスマートとハグミーでしたが、確かにそれほど差はない。

土地の広さから2棟は窮屈なのでその選択肢は取り得ませんでしたが、完全分離よりプライバシーは高く、将来の選択肢も広い。

土地の広さや居住者の好み次第ではそんな選択もアリかもしれません。

※1つの建物に2つ目のキッチンや浴室をつける費用は全てオプション扱いにるが、2棟に分けることでオプション料は不要になるのでそのような試算をしてくれました。

費用・坪単価の実例

建物本体の坪単価

我が家の建物本体の坪単価は税抜で約80万円/坪(延床面積)でした。

またオプション・太陽光&蓄電池・手続き関連費・給排水工事等をすべて含んだ建築工事費の坪単価は、税込で約115万円/坪(延床面積)でした。

2階の面積を吹き抜けやバルコニーで調整したため、延床面積に対して建築面積が大きくその分、床面積あたりの坪単価は増加しています。

※費用総額、延床面積は諸事情から非公開にしています。

二世帯がゆえに必要になる主な費用

完全分離の二世帯住宅では、キッチン・浴室・洗面・玄関などの住宅設備が2セット必要になります。

一条工務店の2世帯住宅は2セット目はすべてオプション扱いになり、これが単世帯との最大のコスト差となります。

我が家で二世帯がゆえに必要となった主な費用は以下の通りです。

設備費用(税抜)
グレイスキッチン(3マス)約96万円
グレイスバス(1.25坪)約57万円
グレイスドレッサー約31万円
玄関ドア(プロノーバ)約18万円
世帯間の屋内ドア(防音・本施錠付き)約6万円
エコキュート約55万円
カップボード(グレイス1マス)約17万円
シューズボックス(グレイス1マス)約10万円
洗濯機用水栓約3万円

合計、約290万円が二世帯化による追加費用です。

なお、ロスガードは延床面積で台数が決まるため、二世帯でも追加費用は発生しません。

また、水道を分ける場合の引込工事や自治体へ支払う加入金が2口分必要になります。

費用を抑えるために工夫したこと

建築面積を小さくするのが一番効く

費用を抑える効果が最も大きいのは建築面積を減らすことです。

一条工務店は総二階が基本なので、1階の面積を削ると2階もつられてコンパクトになり、建築コストが下がります。

親世帯側の間取りでは廊下をほぼゼロにして建築面積を抑えました。詳しくはこちらをご覧ください。

「とりあえず付けた」窓やコンセントを見直す

「窓はあったほうが明るいからとりあえず付けておこう」

となりがちですが、すべて目的を考えてから設置しました。

窓は断熱性能に影響するうえ、場合によってはオプション費用もかかるため、不要な窓を減らすことは費用と性能の両面で効果があります。

コンセントも同様で「足りないと後悔するから多めに」という考えは採用しませんでした。

コンセントは1か所あたり数千円ですが、数が積み重なると無視できない金額になります。

外構はDIYで費用を抑えた

建物本体は自分では施工できませんが、外構はやろうと思えばかなりの部分をDIYできます。

我が家はドッグランのフェンスや芝張りなどをDIYで行い、外構費用を大幅に抑えました。

庭造りとDIYについては次の記事でまとめています。

キッチンなどの住設のランクを落とすのは悩ましい

費用を抑えるために、オプション扱いの2つ目のキッチンなどの住宅設備のランクを落とす方法もあります。

ただ実際には高いものを見てしまうとなかなか落とせませんでした。

個人的には、住設・内装・照明はケチらない方が住んでからの満足度が高いと思っています。

毎日使うものなので、ランクを落とすとあとで後悔することになりかねません。

税制を確認し、登記は自分でやった

建物の話とは異なりますが、登記は自分で行いました。

登記方法を確認する中で、税制についてもいろいろと学びがありました。

二世帯住宅の登記方法には、

  • 単独登記
  • 共有登記
  • 区分登記(完全分離のみ選択可)

の3つのパターンがあり、区分登記は図面の書き方などが他と少し異なります。

自分でやるのは時間はかかりますが10万円ほど節約でき、一条工務店は図面がそろっているので意外と簡単です。

登記を自分で行った話は、別記事で詳しく書く予定です。

見積もりの確認はしっかり行った方がいい

住宅設備が多いこともあってか、見積もりの明細をよく見ると二重計上などの誤りが散見されました。

一条工務店側でも図面が確定した後にチェックするプロセスがあるようですが、施主側でもしっかり確認することをおすすめします。

まとめ:一条工務店の二世帯住宅、1年住んで感じたこと

両親は

「暖かくて足の冷えもなくなった、住み心地がとても良い」

と言っています。

一条工務店の全館床暖房のおかげで両親の体にやさしい家ができました。

もちろん私たち子世帯にとっても優しい。

会わずにも過ごせるし、会いたければドア1枚でいつでも訪ねられる距離感も私たちにとってはちょうど良いです。

家族の関係性によって完全分離型、部分共有型、完全共有型のどれにするかじっくりと考えて、それぞれの生活スタイルに合った二世帯住宅を選んでほしいと思います。

間取りの詳細が気になる方は、ぜひ以下の記事も参考にしてください。

子世帯の間取り編|8つの工夫と設計の思考プロセス

親世帯の間取り編は|息子(私)が全部決めた設計の工夫

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