わが家には小屋裏収納を設けました。
検討しているときはロフトとどちらが良いか迷いました。
どちらも居室の上部にスペースをつくるという点では同じですが、使い勝手も費用もかなり違います。
この記事では、両者の違いと費用、わが家がロフトを選ばなかった理由、そして実際の使い勝手を書いています。
収納メインで小屋裏収納を検討している方の判断材料としていただければ幸いです。
小屋裏収納とロフトの違い
ロフトは居住寄りのスペースとして設計されることが多く、小屋裏収納は基本的には収納スペースです。
ロフトも収納スペースとして使われることもありますが、そもそも目的が違うと言ってもいいかもしれません。
わが家はメインの目的は収納、ただし遊び(余白)のスペースとして利用することも視野に入れて検討していました。
その前提で比較すると、判断の軸になったのは以下の4点でした。
階段(ハシゴ)に関するメリデメ
ロフトには固定階段も設置できるようです。
実際に宿泊体験させてもらったグランスマートは
「2階建+固定階段のロフト」
という造りでした。
固定階段はスペースを取るので、わが家がロフトに設置しようと検討していたのは後つけの「互い違い階段」と呼ばれるものです。
左右の踏み板が交互に配置されたタイプで、通常のハシゴよりも傾斜がやや緩く、両手を使わずに昇り降りできます。
通称「互い違い階段」と呼ばれるもので、気になる方は参考リンクをご覧ください(参考:互い違い階段ΔE-Type)。
ただしコンパクトとはいえ、リビングに置くとかなりの存在感があります。
一方、一条工務店の小屋裏収納は折りたたみ式のハシゴになります。
頻繁に昇り降りする用途には向いていませんが、使用しないときは完全に収納できるので邪魔になりません。

荷物の見え方
ロフトは開放的な分、モノが雑然としていると目に入ります。
収納としても使うなら、見た目を気にし続けることになります。
小屋裏収納はハシゴを上げれば完全に隠れます。
収納スペースとして割り切って使えるのは小屋裏収納のほうです。
空調環境
ロフトは居室なので、居室と同じ空調が効いた環境になります。
一方で小屋裏収納は断熱材は入ってはいますが、断熱・気密の効いた居住エリアの外側に位置するため、エリアの外なので夏は暑く冬は寒いです。
温度の実態については後述します。
費用
一条工務店でロフトを設ける場合、ロフト本体に加えて勾配天井が必須になります。
3坪で試算すると、両方合わせて110万円以上になります。


対して小屋裏収納は同じ3坪で約30万円程度(ハシゴ込み)です。

価格差3倍以上、仮に検討していた互い違い階段を付けたら5倍ほどとなります。
この費用差は大きいです。
わが家がロフトを選択しなかった理由
ロフトを見送った理由は主に3つです。
まず費用。
主には収納、そして用途があいまいな遊び(余白)としてのスペースに110万円以上をかけるのはちょっと贅沢すぎます。
次に階段の問題。
リビングへの設置を検討していましたが、互い違い階段であっても常設の階段がリビングにあるのは邪魔でした。
最後に収納物が見えやすいこと。
収納メインで使うので、雑多な荷物が視界に入り続けるのは避けたいと思いました。
完全に視界から遮られる小屋裏収納のほうが気楽にモノを放り込めます。
収納スペースの考え方や間取りとの連動については、こちらの記事も参考にしてください。
費用と設備、おすすめの仕様
小屋裏収納の仕様と費用
わが家の小屋裏収納の仕様は以下のとおりです。
- 広さ:8.125畳(6.5×2.5マス)
- 床仕上げ:モクリア張り
- 壁仕上げ:石膏ボード仕上げ
- ハシゴ設置場所:WICと洗面台の間の通路
費用は本体が349,500円、床のモクリア仕上げが42,500円で合計392,000円でした。
壁を壁紙張りで仕上げてもらうには、標準クロスなら85,000円、オプションクロスなら101,000円が加算されます。
なお、小屋裏収納に昇るハシゴはWICと洗面台の間の通路に設置しています。
すぐそばに書庫ユニットがあり、荷物の出し入れをするときの仮置きスペースとしてちょうどよいです。
設置した設備類
窓と換気扇
明り取りの窓を付けることはすぐに決まりましたが、換気はどうしようか少し悩みました。
開閉できる窓を付けるか、換気扇を付けるか。
設計士さんに聞いたところ、気密エリアの外になるのでFIX窓でも換気効果はあるとのことだったので
平たいFIX窓を1つと、換気扇を付けました。
換気扇を付けた方が居室内の空調された空気を吸い上げてれば冷暖房にもできるのでは?とも考えました。
実際には換気扇を回しても冷暖房効果はほとんど得られいように感じます。

照明
昼光色のダウンライトを3灯取り付けました。
電源コンセント
テレビと暖房器具用にコンセントを付けました。
現状テレビはおいていませんが、アンテナのブースターの電源を取っています。

TVアンテナ端子
テレビを置くかもしれないので設置しましたが、小屋裏に設置したテレビアンテナの出力端子を接続してテレビ電波の入り口として使用しています。
小屋裏収納のおすすめの仕様
上記の通り、壁に壁紙を張ってもらう費用は、床をモクリアで仕上る費用の2倍の費用がかかります。
これを考えると小屋裏収納の床を部屋と同じ床材で仕上げてもらうのは大変お得な感じがします。
そして床は自分で張ることは出来ませんが、壁紙は手間さえかければDIYすることもできます。
こんな考え方で我が家は床材だけ張ってもらうことにしました。
床をフローリング材で仕上げると居室外の物置専用スペースという雰囲気が薄れ、ちょっとリッチな空間になり遊びのスペースとしても充分機能してきます。
居室と同じ床材で仕上げてもらうのはオススメの仕様です。

小屋裏収納の夏冬の温度は?:小屋裏収納のデメリット
小屋裏収納の温度変化
小屋裏収納の温度は夏に60度近くになると言われることがあります。
ただ、わが家では実際そこまで高温になったのは見たことがありません。
リビングに設置した温度計は同時に小屋裏の温度も確認できるのでちょくちょく見るのですが、夏の高いときで40℃を少し超える程度、冬は外気温と室内温度の中間くらいという印象です。
小屋裏は断熱・気密の効いた居住エリアの外とはいえ、一応断熱材が入っているので一般的な小屋裏ほどには温度が上昇しないのだと思います。
正確な数値は次の夏と冬に改めて確認してみようと思います。
しかしいずれにしろ、温度変化の影響を受けにくいものを収納するのが前提であることに変わりありません。
小屋裏収納のデメリット
ここで、小屋裏収納のデメリットとしてよく挙げられる点を整理しておきます。
- ハシゴでの昇り降りが必要なため、頻繁なアクセスには向かない
- 気密・断熱の効いた居住エリアの外側に位置するため、夏は高温(わが家では最大40℃強)、冬は寒い
- 温度変化の影響を受けやすいものは収納できない
いずれも、使い方を割り切ればそれほど気になりません。季節もの・使用頻度の低い荷物の置き場と決めてしまえば、どれも許容範囲内です。
実際の収納物
現在置いているものはおおむね以下のとおりです。
- ロードバイク2台
- 壁紙のスペア(入居時に一条工務店が置いていってくれた。大量)
- 10年分の空調関連フィルター類(入居時に一条工務店からプレゼント)
- その他、使っていない雑多なもの


8.125畳あるが、実際に物を置いているのは3〜4畳ほどで、かなりスカスカです。
余ったスペースにカーペットとクッションを置いていて、モクリアの床材仕上げも良い感じなのでここでくつろぐことも可能です。
まとめ 小屋裏収納とロフト、どちらを選ぶか
判断の軸はシンプルです。
そのスペースに、どれくらいの頻度でアクセスするか。
毎日使いたい、くつろぎたい、趣味の空間にしたいならロフト。
費用はかかりますが、それに見合う使い方ができるなら悪い選択ではありません。
反対に、季節ものや使用頻度の低い荷物の置き場として割り切るなら小屋裏収納で充分です。
ハシゴの昇り降りが頻繁でないなら、3倍以上の費用差を出してロフトにする理由は薄くなります。
わが家の場合、8畳のうち半分も使っていませんが、
「なければ物の置き場に困っていた」
というのが正直なところです。
収納にゆとりがあると気持ちにも何となく余裕ができます。
収納に関しては良ければこちらの記事もご覧ください。


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