新築外構をDIYでコストを抑えつつ満足に仕上げる方法|業者との上手な使い分けも解説

外構工事の終わった直後の庭 庭とDIY
外構工事の終わった直後の庭
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新築の外構工事、全部業者に任せると費用がかさむ。

かといって全部DIYは現実的ではない。

DIY好きな方は、この2つのちょうどいい「切り分け方」がなかなか悩ましいところではないでしょうか。

私のDIY歴は2000年から四半世紀ほどになり、一条工務店の新築を機に、外構業者とDIYを組み合わせてこだわりの庭を造りました。

  • ハードウッドのフェンス
  • ハードウッドのデッキ
  • 天然芝張り
  • インターロッキングのテラスと園路
  • 築山の土留めの設置と築山形成

これらの総費用は約100万円です。

この記事では、その経験をもとに外構DIYのメリット、そして業者とDIYの上手な切り分け方を紹介します。

DIYをほぼ終えた庭

外構をDIYするメリット4つ

外構のDIYにはいくつかメリットがあります。

技能的、体力的、時間的に可能な範囲で、多くの場所をDIYした方が満足のいく庭を手にすることが出来ると思っています。

その満足感の源泉であるメリットを4つ紹介します。

1.コストを抑えることができる

DIYすると、費用は業者に依頼する半分程度に抑えられます。

インターロッキングの例

プロに施工してもらったインターロッキング12平米の見積りは、

  • 材料費:約11万
  • 工事費+諸経費:約21万

でした。

下地(砕石+砂)と資材運搬費、残土処分の費用は工事費に入っていますがそれを調整しても自分でやったら半分以下の金額でできます。

DIYしようか外構業者に依頼しようか悩み、ワークマンのパワーアシストスーツまで購入しましたが、自分の腰の大事をとって業者に依頼しました。

ハードウッドのデッキの例

今回の庭の構想の初期に、ウッドデッキの製作費をざっくりと見積もってもらいました。

ハードウッドで、とだけ伝えて約10㎡で56万円とのこと。

ハードウッドの安い樹種を使ったとしても15㎡もあれば70万円くらいかかるのではないでしょうか。

実際にはDIYでハードウッドのイタウバという樹種を使用して計15㎡のウッドデッキを製作し、費用は20万円でした。

短材を多用したとはいえ(デッキは短材を多く使うと材料費が安くなる)、かなりの費用を抑えられました。

外構DIYの費用シミュレーターも用意しましたので良かったらお試しください。

2.こだわりを細部まで実現できる

業者に依頼する場合、細かなこだわりを実現するのが難しい場合が出てきます。

DIYだと次のような障害を考えなくてよいので好きなだけ細部にこだわって造ることができます。

遠慮する必要がない

私の場合、細かな仕様を頼むのに遠慮してしまうことがあります。

自分の意図を隅々までしっかりと伝えるのには時間がかかるし、うまく伝わらずにイメージと異なるものが出来てしまうかもしれない。

また施工途中で「ここもうちょっとこうしたほうが良いかなぁ」と思うことがあっても、

  • 「言ったら対応してくれるだろうか」
  • 「嫌がられたりしないだろうか」

と考えてるうちに作業はどんどん進んでいくので言う間もないことも。

自分でやる分にはそんなことは考える必要はなく、好きなように造れるし途中で設計を変更するのも自由です。

費用を考えなくてよい

こだわった造りで依頼すると、材料費はそれほど変わりませんが人件費が大きくなります。

依頼する場合の人件費は高いですが、自分でやる分には費用はかかりません。

時間はかかるし苦労もありますが、DIY好きはそれを楽しいと思えるので何も問題はありません。

3.住みながら満足いくまで設計できる

完成前に空間をイメージする、また住み始める前に日々の生活動線を完璧にイメージすることは出来ません。

なので注文住宅も新築外構も、住み始めると「やっぱりこうしたら良かった」という部分は多少は出てくると思います。

建物は住んでから考える、ということは出来ないけれど外構は何とかなる部分も多い。

何を造ってどう使おうかと迷っている部分は、住んでみて使いやすさをゆっくり考えて設計するほうが断然満足のいくモノができます。

4.モノ造りは純粋に楽しい

材料を選んで設計する過程。

組み立てて出来上がるまでの過程。

出来上がった後に、まぁよく造ったよなぁ、などとと思いながら過ごす時間。

どの過程も全部楽しめます。

DIYをすべきかそうでないかは、自分はモノを造りを楽しめるかそうではないのか、という点を一番に考えると良いのかもしれません。

DIYに理解のある外構業者を探す

一条工務店の家づくりで外構業者を探し始めたころは、外構業者にDIYの相談ができるとは思っておらず、業者に依頼する部分とDIYする部分と、完全に切り分けようと思っていました。

が、業者を探す中で、DIYに理解のある業者さんは案外存在するのだということを知りました。

DIYのやり易さ考えてくれる外構業者

私がが依頼した方は例えば、

「ブロックに木フェンスDIYするならこの金具埋めとくのがいいよ」

「ここにインターロッキング敷くなら重機入った時に一緒に掘っとく?」

という感じで、DIYの工程も考えて工事の提案をしてくれて、また相談にも乗ってくれました。

DIYを検討するならそんな業者さんを探したいものです。

DIYに理解ある外構業者の探し方

まずは見積もりを依頼しようと思っている業者さんに、DIYと組み合わせて庭造りしたいのだけど、と聞いてみましょう。

快く応じてくれる業者さんは案外多いのではないかと思います。

またyou tubeなどで、DIYについてのコンテンツを発信している外構業者もいます。

フェンスの作り方、レンガ小路の作り方、DIYの施工例など。

こういった業者さんはDIYフレンドリーである可能性が高いと思います。

ただ、「DIYやらない方がいい場所〇選」など否定的なコンテンツを制作している業者はDIYの相談には向かないのではないかと。

あくまで印象ですが、DIYの相談しても前向きなアイデアが出てくるイメージが持てません。

DIYする領域の切り分け方

DIYで取り組みやすい作業と、取り組みにくい、あるいはよほどの覚悟がない限り取り組むべきではない作業というのがあります。

ここではそれを大まかに切り分けておきます。

外構業者に任せた方が良い領域

無いと生活に支障が出るもの

両社に依頼するメリットの1つはスピードです。

玄関アプローチや駐車場は、土面のままだとそこらじゅう泥だらけになってしまうので、できれば入居前に施工してもらうのが良いです。

私は入居の数週間後に工事を開始してもらいました。

その間、駐車場は近隣の月極めを借りて、また玄関には建築時に敷かれていた合板をそのまま置いてってもらいアプローチとして使っていました。

過酷な力仕事を伴う施工

  • 広い面積を掘る
  • 重いものを設置する
  • 大量のものを搬入する

これらを自分でやるには膨大な時間と体力が必要です。

プロは重機や機材を使って短時間でやってくれるので人件費の割合が小さく、依頼した場合の費用対効果が比較的大きい作業です。

まぁ、こんなのをDIYでやろうとする人はほとんどいないですが。

大量のコンクリートを扱う施工

広い面積のコンクリートをDIYしたことはありませんが、固まるまでの時間との勝負でありやり直しもききません。

表面を美しく仕上げ、強度をしっかり保つにはかなりの経験が必要であると想像します。

これもDIYやろうとする人は少ないとは思います。

断念はしましたが、私も真面目に検討したことがあったので一応挙げておきました。

美しく仕上げたい場所

目立つ門袖とか玄関アプローチ。家の顔になる部分。

この部分はタイルで仕上げたりブロック塀を塗って仕上げたりと、美しく仕上げるには経験ある職人技が必要です。

またこれらの材料での施工はコンクリートと同様にやり直しが困難です。

目立たないところならともかく、家の顔となる部分は美しく仕上げたいという方はやめておいた方が無難です。

逆に手作り感が出るし思い出になってよい、と考えられるならば挑戦してみるのもアリだと思います。

DIYを検討すべき領域

DIYは以下の条件に全て当てはまるものをやるのが良いと思います。

  • 加工しやすい、または加工不要の資材を使う
  • 重すぎない資材を使う
  • 失敗を許容、またはリカバリーできる

加工しやすい、または加工不要の資材を使う

木材、人工木、アルミなどは丸鋸で簡単に切断できます。

レンガ、インターロッキングは加工しなくても使用できますし、グラインダーがあれば慣れてしまえば簡単にカットできます。

また私が最近よく使うのはアルミフレーム。

CADで設計して発注すれば指定の長さでカットして納品されるので、届いたものをボルトと専用金具で組めば出来上がります。

これらの資材ではこんなことが出来ます。

<木材、人工木>

  • ウッドデッキ
  • バーコラ
  • フェンス
  • 頑張って物置小屋など

<レンガ、インターロッキング>

  • 小路やテラス
  • 花壇など

<アルミ、アルミフレーム>

  • デッキの土台
  • フェンス
  • パーゴラなど

なお材料の切断に必須の丸鋸はそこそこ良いものを買った方が良いです。

良い丸鋸は断面の精度が高いため組み立てがしやすく、良い歯は切れ味良くて切断面が美しく仕上がり、気持ちが良いです。

重すぎない資材を使う

インターロッキングはいろいろな大きさがあります。

大きいのを使うと見栄えが良いですが持ち運びや設置が大変。

またハードウッドも長さや太さ次第で木材とは思えないような重量になります。

自分の体力に見合う、繰り返し運搬しても体が耐えられる範囲の重量で資材を選ぶのが良いです。

失敗を許容、またはリカバリーできる

デッキが多少いびつな形になってしまったり、レンガの床面がガタついたり。

ビスの太さで木が裂けてしまったり、インターロッキングをグラインダーで切ろうとしたら割れてしまったり。

木やレンガなどでこんな失敗をしても、いくらでもやり直しや交換が出来ます。

強度に問題なく、目立たない場所で気にならなければそのままとする選択肢も。

コンクリートを扱う場合は、固まっても自力で撤去できる重量に留めるようにしています。

失敗した場合の自力でのリカバリー方法をイメージできない施工は、DIYしない方が無難です。

植栽

芝生や自分で運搬できる重さの樹木の植栽も上の3つの条件に当てはまるのでDIYにおすすめです。

まとめ

外構DIYのメリットと、業者との切り分け方を紹介しました。

コストを抑えられるのはもちろんですが、DIYの一番の醍醐味は細部まで自分のこだわりを反映できることだと思っています。

業者に遠慮せず、住みながら設計を煮詰められる。それがDIYの最大の強みです。

道具を揃える初期投資はかかりますが、中型のデッキを1つ造れば元は取れます。

電動工具も基本を守れば思うほどには怖くありません。

この庭がどうやってできたか、工程の詳細は以下の連載記事で紹介しています。

これから外構を考えている方のDIYの参考になれば嬉しいです。

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