チワワのチョコラテとくろまめのために庭の大部分、約90㎡をドッグランにしました。
フェンス、ウッドデッキ、築山、芝生、インターロッキングデッキすべて込みの総費用は約100万円。
業者に依頼したのは築山の土留め工事とインターロッキングのテラスで、あとはほぼDIYです。
DIYと業者依頼の切り分けのポイントは新築外構をDIYでコストを抑えつつ満足に仕上げる方法で解説しています。
完成まで約1年かかりましたが、満足のいく庭ができました。
この記事では計画の全体像と費用や作業時間をまとめます。
各工程の詳細は今後、別の記事で紹介する予定です。
チワワとの暮らしに、ドッグランは必須だった

チョコラテとくろまめ、2匹のチワワが我が家に来たのは2019年2月のことです。
当時住んでいたのはマンションの1階で、天然芝の張られた専用庭をドッグランとして使っていました。
当時は彼らも若く、芝の庭も初めてだったので、興奮して全力で追いかけっこをしたり、植物に付けた名札を掘り返したりととっても楽しそうでした。
【専用庭のドッグランで遊ぶチョコとくろ】
特にチョコはすぐに外に出たがる性格で、庭があると手軽に出せるのでとっても楽ちん。
リードをつけての散歩があまり好きではないくろもきっと喜んでくれる。
また庭でトイレを済ませてくれるので散歩の回数も減らせる。
飼い主にとってもありがたいのです。
戸建てを建てると決めたとき、ドッグランなしという選択肢はありえませんでした。
「中庭に小さく」のつもりが「庭まるごと」に
最初の計画は、庭の一角、25㎡くらいを囲った中庭風のドッグランを作るというものでした。
ところが外構工事の打ち合わせで業者さんから提案をもらいます。
「どうせ外周フェンスも別で必要になるなら、犬が通り抜けれないようなフェンス造れば庭まるごとドッグランになりますよ」
言われてみれば確かにそうです。
- 部分的なドッグランであれば必ずしもフェンスをつける必要のない外周面はある
- けれども全面フェンスで囲うと庭がしまってカッコいい
- 何より彼らの自由に走りまわれるスペースが格段に広がる
中庭を囲うドッグラン用のフェンスを外周フェンスに充てると考えれば、費用的にもそんなに変わらないだろうし、人も犬も庭をスッキリ広々使えるし、見た目も多分かっこいい。
それほど悩むこともなく、その提案に乗ったのでした。
ドッグランの芝は天然芝か人工芝か|両方経験して選んだ答え
前の家では人工芝を、その前の家では天然芝を使ったドッグラン(マンションの専用庭)を経験しています。
どちらも一長一短ありますが、今回は天然芝を選びました。
理由としては
- 手間はかかっても天然芝の方が何となく犬が楽しそうに見える
- 築山の立体面に人工芝は張るのが難しい、というより多分無理
- 自分自身もやっぱり天然芝の方が好き
広くて、天然芝で、高低差もある。
喜んで走り回ってくれるといいなぁ・・・と思って造ったのですが。
彼らは私の苦労をどう思っているんだろうか。
チョコ&くろの庭デビュー、その反応は
若干予想はしていましたが、庭に連れ出すとキョトンとした感じ。
嬉しいのか嬉しくないのか、全然わからない・・・
彼らは今は7歳ですが、犬の7歳はもう中年です。
今更ドッグランなんて目新しくもないし、ということかもしれませんが。
苦労して造ったんだからもう少し喜んでくれよ。

しばらくウロウロするとデッキに上がって家に帰りたそうに座り込みます。
たまに2匹が走り回っているのを見ると嬉しくて、私も一緒に走り回っています。
ドッグランDIYの費用|業者に頼んだ場合との比較
ハードウッドデッキは業者の概算見積もりは約10㎡で56万円、樹種は聞いていませんが高級材のイペであったと仮定し、実際に制作したイタウバの15㎡に置きなおして70万円ほどにはなるのではないかと思います。
またフェンスの素材に選んだイタウバは、無塗装で30年以上もつ熱帯広葉樹のハードウッドです。
これを業者に依頼した場合の相場は工事費込みで1mあたり約25,000〜40,000円くらいのようで、35メートルで計算すると100万円前後になります。
芝も業者に依頼したら平米あたり5,000円くらいになるようです。
インターロッキング敷施工は見積もりを取っており、これらの業者依頼の施工費とDIYしてかかる材料費を表にまとめると次のようになります。
| 項目 | 業者施工 | DIY | 実際の施工 |
|---|---|---|---|
| イタウバフェンス (外周約35m) | 100万円 | 37万円 | DIY |
| イタウバデッキ (6区画計15㎡) | 70万円 | 24.5万円 | DIY |
| 天然芝・根止め (約35㎡) | 20万円 | 3万円 | DIY |
| 築山の土留め工事 (6m) | 7.5万円 | 2万円 | 業者 |
| 築山整地 | 0円 | 0円 | 業者※ |
| インターロッキング (約12㎡) | 32万円 | 13万円 | 業者 |
| 合計 | 約230万円 | 約80万円 | 約105万円 |
自分の技術と体力、コストを勘案していくつかの作業を業者に依頼しましたが、こうして表にしてみるとなかなか良い選択だったと思います。
うえの表の数値をもとに、外構DIYの費用シミュレータを作成してみました。
DIYの作業ボリューム
一方で完成までにかかった期間は約1年。
真夏と真冬は暑さ寒さで作業は休みとのんびりとやりましたが、DIYは時間がかかります。
しかし考えようによっては、時間はかかるけど実際に住みながら必要な機能をじっくりと考えて造れるのがDIYのもう一つの大きなメリットとなります。
作業時間の目安はこんなところです。
| 作業内容 | 概算の作業時間 |
|---|---|
| フェンス製作 | 60時間 |
| デッキ製作 | 80時間 |
| 芝張り | 20時間 |
加えて構想・設計にもかなりの時間をかけました。
あわせると相当な時間を費やしましたが、出来上がった庭を眺めるたびに、
「やってよかった」
と心から思えます。
1年かけましたが、フェンスを最初に2か月ほどで造ったので、チョコとくろを待たせたのはこの期間だけで済みました。
完成した庭の全体構成
完成した庭は次のような構成です。
フェンス(イタウバ材:約35m)
外周約35メートル。
隣地側は高さ900mmのフェンス、道路側は高さ1,300mmの目隠しフェンス。
素材はハードウッドのイタウバ材で、耐用年数は約30年。
ワイヤーロープを張ってチワワでも抜け出せない仕様にしています。

ウッドデッキ(イタウバ材:約15㎡)
合計約15㎡を6ブロックに分けて配置。

根太の大部分は耐久性と加工精度の観点でアルミ材を使用。
親世帯のリビングから階段状に下がったデッキには同じくイタウバでシンクを製作。
さらにそこからデッキを伝って子世帯のセカンドリビングにつながります。
チョコとくろはどちらの部屋からも出入りし、大きな段差なしに芝のドッグランにアクセスできます。
築山
庭の外周の3方向にぐるっと土を盛って築山に。

築山の頂上は尾根のように続いていて、ウッドデッキにアクセスできます。
築山の家側の尾根はブロックで土留めして、このブロックはウッドデッキの基礎も兼ねています。
築山に囲まれた真ん中の低い平らな部分にテーブルセットを置きました。
庭に立体感と囲まれたことによる安心感が生まれます。
芝張り(野芝:約35㎡)
築山とそれに囲まれる低い面には野芝を張りました。

周囲を根止めで囲って芝の広がりを抑えて、外側は植栽エリアとしています。
インターロッキング敷施工(約12㎡)

インターロッキングのテラスと、庭の園路は業者に依頼しました。
インターロッキングの商品選定と配置のデザインを自分で行い、その後の施工の段階でDIYか業者に頼むか散々迷いました。
依頼した業者は材料の仕入れだけでも受けてくれるそうで、
- 施工してもらえば約32万円
- 資材を納品してもらってDIYすれば約13万円
腰を痛めていたのでDIYするためにワークマンのパワーアシストスーツまで準備しましたが、やはり大事を取って依頼することとしました。
DIYは健康&安全第一。無理は禁物です。
「庭まるごとドッグラン」のメリット
「庭まるごとドッグラン」になったことで、もうひとつ気づいたことがあります。
これは「犬が走るためのドッグラン」ではなく、「くつろげる庭全体がドッグラン」だということです。
チョコとくろが自由に走り回る横で、ウッドデッキでお茶を飲む。バーベキューをする。庭で食事をする。
犬と人が同じ空間で、それぞれ好きに過ごせる庭になりました。
「人も犬も一緒に楽しめる庭を作る」という発想によって庭の使い方が広がりました。
連載の予定
各工程の詳細は以下の記事で紹介していきます。
- フェンス(フェンス計画編・フェンス製作編)
- デッキ編:3段の高低差の連続した6ブロックのデッキとシンクを紹介予定
- 築山・芝生編:築山のデザインと工事、芝張りと植栽を紹介予定
- インターロッキング施工:自分で設計したものを依頼。完成までの経過を紹介予定
これらのDIYを検討している方、迷われている方に、費用感と作業のリアルが少しでも参考になれば嬉しいです。


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