スロップシンクの下のスペース、どのように利用していますか?
配管は丸見えだし、その配管が邪魔をするので市販のラックはなかなか良いものが見つからない・・・
スロップシンク下のスペースを上手く使えずにいる方は多いと思います。
この記事では、スロップシンク下に扉付きの収納をDIYで製作する方法を紹介します。
木材で製作し、家の建具などと色を合わせたオレフィンシートを貼ることで造作家具のような仕上がりになります。
我が家は一条工務店(グランスマート)で建てましたが、オレフィンシートの色さえ合わせることができれどのメーカーの建具や住設にも合わせられます。
費用は16,000円くらいで製作できます。
我が家の場合は廃材と使いかけの資材があったので6,000円ほどで製作できました。
この記事【準備編】では、オレフィンシートの色選び・採寸・図面製作まで、製作前の準備工程を解説します。
実際の製作工程は【製作編】で紹介します。
制作の難易度について
この収納DIYの最難関は、スロップシンクの曲面にあわせた天板の曲線出しと加工です。スロップシンクは側面が曲面になっている製品が多く、上の写真のようにシンクを天板に埋め込むにはシンク側面の曲線の型紙を作成して、天板を曲線にカットする必要があります。 難易度を下げたい場合は、スロップシンクの底面と収納天板の高さを揃える方法があります。見栄えは多少落ちますが、曲線加工が不要になり工程が大幅に簡単になります。
スロップシンク下の収納問題
スロップシンク下をオープンのままにしておくと、配管・掃除用品などが丸見えになります。

生活感が出やすく、洗面周りの印象を損ないやすい場所です。
市販のラックや収納ボックスも探しましたが、配管をかわしてぴったり収まるサイズのものは見つかりませんでした。
スロップシンク下の収納を既製品で探すのはかなり困難です。
解決策:扉付きの収納をDIYで製作する
自分で寸法を取ってDIYすれば、色・形・周囲の住設とのバランスをすべて自分でコントロールできます。
扉を付けることで配管も収納物もきれいに隠すことができます。
オレフィンシートの色をしっかり選べば、まるでオプションの住設のような仕上がりになります。
前の家でもスロップシンクの下に収納をDIYして家族に好評だったため、新居でも当然のように造る流れとなっていました。

スロップシンク下の収納をDIYで解決したい方にとっては、この方法が見栄え、コスト、実用性ともに一番良いと思っています。
オレフィンシートの色選び
オレフィンシートとは、建具や住宅設備の表面に貼られているシートのことで、木目調のものをよく目にします。
たくさんの種類が市販されているので、木材に貼るだけで洗面化粧台などの住宅設備に近い質感が出せます。
一条工務店のダーク色の洗面化粧台の色に合わせるため、複数メーカーからサンプルを取り寄せて色合わせをしました。

サンゲツのリアテックシート、3Mのダイノックシートなど、洗面化粧台に近そうな色合いのものを十数種類、サンプルを取り寄せて洗面化粧台に当てて比較します。
取り寄せた中で色合いが最も近かったのがキヌガワのKWシート KW230です。

聞いたことのないブランドの商品ですが、ダークの木目調で、グランスマートのダーク色の建具・住設にかなり近い色合いです。
リアテックシートやダイノックシートと比べて半額以下で購入できる点もメリットで、今回の使用量では2,700円に収まりました。
天板の曲線出し
天板をスロップシンクの側面にぴったり合わせる場合には、まずは型紙を作ります。
型紙は以下のように製作しました。
- 床にボール紙やプラスチック版など、型紙にするものをおく
- スロップシンクの側面に、天板の高さに合わせて10か所ほど印をつける
- それぞれの印から垂直錘を下の型紙に垂らし、真下の点をマークする
- マークした点をフリーハンドの曲線でつなぐ

赤い点線を水平にします
曲線は左右対称なので、左右いずれかの半分だけ作って反転させれば全面の型紙が出来上がります。
今回は前の家で作ったときの型紙をそのまま流用しました。
引っ越し前に天板の曲線から型紙を取っておいたので、採寸の工程を省くことができました。
図面の製作と寸法決め
エクセルで正面・左右側面・天板・扉、底板の図面を作りました。




まずは収納を収めるスペースの寸法を測って、収納の外寸を決めます。
外寸が決まったら、木材の厚さを考えて慎重に各部材の寸法を図面上に書き込んでいきます。
木材の寸法がでオレフィンシートの貼り方も考えておきます。
見える面をすべて覆えるように、どこにシートを貼るかを先に決めておくと、貼り忘れや無駄なカットを防げます。
赤字で示したサイズがベニヤの寸法です。扉2枚分(560×365mm×2枚)と底板(725×535mm)が該当します。
材料と費用
製作にかかった費用は以下の通りです。
| 材料 | 費用 |
|---|---|
| ベニヤ(4mm厚) | 1,280円 |
| スライド丁番 ダンパー付(2個入り) | 1,197円 |
| スライド丁番 ダンパー無(2個入り) | 650円 |
| オレフィンシート(KWシート KW230) | 2,700円 |
| 合計 | 5,827円 |
骨組みと天板の木材、ビス、プライマーは手持ちのものを使用したため費用に含んでいません。
木材は不要になった家具を解体して再利用しました。
注意!!
私はスライド丁番はダンパー付きとダンパー無しを組み合わせて使いました(双方の扉の下側の丁番だけダンパー付き)が、ソフトクロージングが弱いと感じていますので、すべてダンパー付きで製作した方が良いかもしれません
手持ちの部材などが無く、木材、プライマー、ビスを購入する場合、加えて以下の費用が加わります。
| 材料 | 費用 |
|---|---|
| 木材(前回製作時。カット代・送料込) | 8,776円 |
| プライマー | 1,000円 |
| コーススレッド | 500円 |
| 合計 | 10,276円 |
これらを合計すると総額は約16,000円になります。
木材を細くまっすぐに切断するのは難しいので、自信がない方はこちら(DIYラボ)のように、無料でカットしてくれる店舗を利用するのがおすすめです。
【製作編】につづく
製作編では骨組み・天板カット・扉製作・オレフィンシート貼り・丁番取り付けまで、実際の製作工程を順番に解説します。

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